ネットで調べた限りでは、たぶんここ福岡県獣医師会でしか行われていない支援事業ではないかなぁ・・・。
「あすなろ猫」とは、まだ地域猫の条件は満たさないが一定の地域に住み着き、餌を与えられている猫で、将来地域猫に昇格するために不妊去勢手術を施された猫をいいます。
私の「あすなろ猫」第一号のシロちゃんです
見にくいですが、耳は手術した証のさくら耳(右耳)になっています。
つい先日手術しました。
ちょうど1年前の夏、毎日のように夜のウォーキングを始めた頃、このシロちゃんとの出会いがありました。
その頃はまだ小さかったシロちゃん
でもイッチョマエに私に「シャーシャー」攻撃でした
でもそれが、新しい年を迎えた頃には、私を見つけると遠くから駆けてくるまでになっていました!
エサなど与えてるわけでもなく、ただ毎日のように会って挨拶を交わしていただけでです。
も~可愛いのなんのって
でも、このシロちゃん同様、夜歩いてると毎日たくさんの野良ちゃんに会います。
昼間はあまり見かけないので、まさか野良ちゃんが町内にこんなに多いとは思ってもいませんでした
時々エサを与えてる人に会ったりしますが・・・複雑な思いです。
確かにエサを与えないと飢えて可哀そう。
でも、それだけではエンドレスに野良ちゃんが増えていく。
もうこれ以上不幸な野良ちゃんを増やしてはいけない!!
そう思い立ち、この春は「地域猫活動」に取り組む決心をしたのです。
一人で始めた孤独な活動でしたが、自治会長さんは知り合いで話はスムーズに進み、一緒に活動する仲間も見つけ、あとはエサ、トイレを置く場所探しだけになり、戸建の知り合いの家を一軒一軒訪ねて回ると・・・思わぬ意見が出てきて
確かに、猫好きもいれば猫嫌いもいますからね・・・。
でもこの活動は、避妊手術をして今いる野良ちゃん一代限りにし、将来的に頭数を減らしていくという、猫嫌いにとってもいいことのはずなのですが・・・。
思わぬ壁にぶち当たってしまいました。
この「地域猫活動」は町内の賛同が条件。
一部に反対派がいればそれで全て終わりです。
ハードル高すぎです!!
悔しいですが、この活動を断念せざるをえませんでした。
ところが、6月になりお世話になっている動物病院から「7月からあすなろ猫が始まるよ」との連絡が入り、地域猫のように手術が無料というわけではありませんが、野良ちゃんである証明ができれば約半額でできるとのこと。
ただ頭数に制限があり(福岡県内で210頭)急がないといけません。
「もうこうなったら自費ででも手術して、町内の野良ちゃんを減らしていこう」
そう決心して一人でバタバタ動き出した次第です。
毎年殺処分される犬猫の内、大部分が子猫という事実。
願いはただひとつ・・・
不幸な猫ちゃんを増やしたくない・・・。