私は動物取扱責任者なので、年1回のこの研修会への参加は必須なのです。
今年で私は6回目の参加になります。
毎年議題にあがるのが犬猫の殺処分数。
それもそのはずで、今までの福岡市の犬猫の殺処分数は全国ワースト1位。
ですが、この10年で10分の1以下にまで減りました。
これには、保護団体の方々の並々ならぬ努力があります。
感謝の一言につきます。
平成28年度の犬猫の殺処分数は306匹。
内訳は犬が13匹、猫が293匹です。
ですが犬の13匹は、実際には収容中に死亡したのが8匹、病気や怪我で譲渡もできなかったのが5匹なので、福岡市では実質的殺処分数は0としています。
そして猫ですが、293匹中同じように収容中の死亡が72匹、譲渡不適が34匹なので、実質的殺処分数は187匹。
その187匹すべてが離乳前の子猫です。
福岡市では2016年度から「ミルクボランティア」を大募集しています。
これは、20政令都市の中で9番目に福岡市も取り組みだした事業です。
センターに収容された哺乳が必要な子猫(およそ1週齢~1ヶ月齢)を、おおむね2ヶ月齢に達するまで、お家で健やかに育てていただいて、またセンターに戻します。
人間に馴れた可愛い子猫は譲渡しやすくなるというわけです。
ですが、今年9月末現在で登録しているボランティアはわずか25組。
研修会でも、今後さらに増やしていく必要性を訴えていました。
私も登録しようか迷いましたが、なんせ2~3時間おきの哺乳、排せつの補助などを考えると、仕事を持っている身にはなかなか厳しく、さらにわが家にいる超ビビりーなニャンズに、かなりのストレスを与えてしまうことを考えると、やっぱり諦めるしかありませんでした。
今後、全国に普及すると思われるミルクボランティア。
時間に余裕がある方、ぜひぜひ考えてみてくださいm(__)m
それと同じように必要と思うのが、ペットショップでの生体の販売禁止!!
ずーっと以前からどうにかしたくて運動でもしたくて・・・。
悪質ブリーダーの存在がある限り、捨て犬捨て猫問題は変わらないでしょう。
母親を子供を産む機械かのような扱いをして、産めなくなると遺棄する。
遺棄するのはブリーダーだけではありませんが、奥深い山で遺棄された犬猫は、運がいいと保護団体のもとまでたどり着きますが、多くは飢えと寒さで死んでいくでしょう。
安易に生き物が買える場所は要らない!!
新しく犬猫を飼おうと思ったら、10人に1人でも保護されている子を迎え入れると、殺処分がなくなると言われています。
新しく家族として迎え入れて、安らかな猫生を与えてあげてください。