ここ数年の私は、映画やドラマにはこだわりがあって、実際あったドキュメンタリーでないと見ないんです。
作り物って・・・なんて薄っぺらいんだ、と感じてて💧
公開初日で監督さんの舞台挨拶もあり、心に残る映画でした。
北九州市出身の矢野智徳さん。
ご実家が造園業を営んでいたこともあり、自然と造園の道へ。
そして現在では日本中を診て回る、環境再生医として活躍されています。
映画の中で、様々な自然災害の現場に赴き、環境再生医としての見方で解決されてる姿に心奪われました。
土砂崩れなどは、道路にU字溝を張り巡らせているため水や空気の流れが阻害され、木の根の活力が得られなく保水能力が失われているため、とU字溝の真ん中にドリルで穴をあけて回っていました。
とある場所が移転のため、敷地にある30本の高木が伐採の危機にあった時、矢野さんは「生きてるから諦めない!」と。
涙が出そうになりました
普通の造園業者なら、高木の移植は作業が大がかりになり根付くのも難しく、すぐ伐採という答えを出すそうです。
矢野さんは難なく作業を終え、30本の高木はしっかり根付きました!
草刈りするのにも、周りの空気の流れに沿ってやる。
水脈を蘇らせる。
矢野さんが言った言葉で印象に残ったのが、「地球規模の循環が人の環境作りの中で随分傷つけられてしまっていて、大地の上に重たいコンクリートが載せられ、奴隷のように自然が虐げられている」
全くその通りだと共感しました!
今の人間の繁栄の裏には、様々な生き物の犠牲があります。
人間は、もっともっと自然に対して生き物に対して謙虚であるべきです!
ある人は「地球の医者」と呼ぶ矢野さんの活躍を、是非見てください。
福岡では8月7日まで中央区警固の「キノシネマ天神」で上映中です。