2015年01月22日

SOSが聞こえる

熱帯林の茂みの奥から、スマトラサイが姿を現した。
森が減り、仲間が減ったことに気づいてはいても、
海を越えて密猟の手が迫っていることを、彼は知らない。


高い梢の上で、オランウータンが遠くを見つめる。
昨日まであったはずの森は、どこへ消えたのだろう。
運び去られるたくさんの木々と、焼けた大地がその瞳に映る。


今日も世界中で新しい命が産声を上げる。
子供の未来に幸あれと願う人の心は、どこも同じなのに
一握りの国が資源を浪費し、富を囲い込む。

      
        (WWFジャパン 世界自然保護基金ジャパンのリーフレットより)



この地球上のあらゆる所からSOSが聞こえてきます。


アフリカでは、ゾウの頭数がたった4年で3分の1にまで減ってしまった地域があるそうです。 
もちろん全て象牙をとるための密猟でです。
密猟が急増したのは2010年以降。
その最大の要因は、中国の経済成長にあります。

ゾウと同じように、近年密猟で激減しているのがサイです。
サイの角の違法取引の一大市場となっているのがベトナムです。


この地球は人間だけのものではありません。

人間というたった1種の生き物が、他のあらゆる生き物の命を奪い取っている。

そんな権利は人間にはないはずです!

いろいろな情報を耳にするたび、人間の酷さに腹が立ってしかたありません。

今の人間の繁栄の影には、たくさんの生き物の犠牲があります。

もういいじゃない。

いいかげん、目を覚ましてほしい・・・

取り返しがつかなくなる前に。
posted by ベジバード at 18:30| Comment(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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