この子は去年の7月、このブログでも紹介した「あすなろ猫」で去勢手術をした野良ちゃんです。
名前はシロちゃん改め「しおちゃん」です。
一昨年の夏から、夜のウォーキング中にほぼ毎日出会っていたしおちゃん。
その頃はまだ小さくて、お母さんと兄弟2匹といつも一緒でした。
それが秋には独り立ちして、冬には同じ年頃のオスの黒猫で通称「クロちゃん」と行動を共にするようになり、ご飯をあげてもいないのに、私の姿を見ると2匹して駆け寄ってくるぐらいに懐いてくれました

去年の6月に、7月から「あすなろ猫」が始まるということを知り、この2匹は私が責任もって去勢手術をしようと心に決め、まずは手なずけるために、毎日せっせとご飯をあげに行くことになったのでした。
ですがクロちゃんはもうひとつ慣れてくれない
すりすり寄ってくるしおちゃんから手なずけていくことに。
1ヶ月程で抱き上げても全く動じなくなったため、今だ!とばかりに捕獲。
しおちゃんの手術から半年程かかりましたが、やっと先月あたりからクロちゃんも体中触っても嫌がらなくなってきたので、そろそろ・・・と思っていた矢先、なんと行方不明に

ひとり残されたしおちゃんが可哀想で可哀想で
今はメス猫の発情の季節。
まだ手術していないクロちゃんは、おそらくメスを求めて行ってしまったのか、あるいはオス同士の縄張り争いで負けてしまって、どこか新天地を求めて行ってしまったのか・・・。
私は、今でも毎日のように探しています。
でも・・・こういう日がいつか来ると予想はしていました。
しおちゃんは、私の所に来る運命だったような気がします。
保護した次の日、朝一番で病院へ。
しおちゃんは、猫エイズでした。
でも、絶対守ってみせる!
絶対に発症させない!!
うちのネコたちが通う病院は、とても野良ちゃんのことを考えてくれている病院で、野良ちゃん救済に関するプロジェクトのリーダー的な役割を果たしています。
その院長先生の一言がとても胸にしみました。
「保護してくれてありがとう。 また一つの命が助かりました。」