これは先月のとある日曜日、とても天気がよく暑い日の出来事です。
時間は午前11時頃。
突然ものすごいワンちゃんの鳴き声が聞こえてきました。
びっくりしてベランダに出てみると、姿は見えないのですが、どうもうちと同じ階(5階)の3件隣の家のベランダからのようで、確かにそこには10歳を過ぎた高齢のワンちゃんが飼われている、と思いながらも姿が見えないので(マンションの構造が入り組んでいるのでベランダが見えない)、私はただただオロオロしていたのですが、数分経ってその階下(4階)のベランダの塀に乗って、若い男性が5階のベランダに手を伸ばしているではありませんか!
これはただごとではない!
ワンちゃんがベランダから落ちそうになっているのではないか?と思い、その男性も危ないので、5階の現場の隣からベランダ伝いに行った方がまだ安全と思い、私はダッシュで隣のインターホンを押しに行きました。
ですがお留守のようで、あえなく断念してうちに戻ってくると、子供が「現場の隣の○○君が現場におるのが見えたよ」というではありませんか!
お留守と思っていたら、実は彼も私が考えていた通り、ベランダ伝いに現場に来てくれていたのでした。
現場のインターホンを鳴らし、隣家の彼が玄関を開けてくれて、すぐそのあと階下から手を伸ばしてくれていた彼も駆けつけ、他人の家に3人が集まった形になりました。
彼らに話を聞くと、案の定ワンちゃんはベランダの柵に辛うじてオムツをした腰が引っ掛かり、下に落ちる寸前の状態だったそうです

あと数分、いや数秒遅かったら落下していたかもしれません。
そう思うと、彼らがとった行動に感謝感激でした
自分も落下する危険があったのに、命を顧みずワンちゃんの命を助けたのです!!
なんとすばらしい若者たち

ワンちゃんは暑い中、頭を下にしてぶら下がっていたので、ヨダレを垂らし意識がもうろうとして危険な状態でした。
ここからは私の出番とばかりに、彼らに「熱中症みたいになっとうけん、保冷剤を家から持ってきて!日曜日も診てくれる病院知っとうけん連れていくね」と私。
彼らが持ってきた保冷剤をあててお水を飲ませると、みるみる元気になっていきました。
でもまだ足で立つことができないので、我が家からキャリーを持ってきてそれに入れて連れて行くことに。
病院に着く頃にはかなり元気になっていて、診察台の上でも立ち上がっていました。
ところでここの飼い主さんはというと、少しの間の買い物だからと窓は開けて出かけたそうなんですが、ワンちゃんは最近少し認知症が出てきて、ベランダの柵に頭を出すことがたまにあったらしいです。
でも今日は大丈夫だろう、と油断してしまったらしく・・・とても後悔されてました。
そして私たちに泣きながら感謝してくれました。
病院の看護師さんたちからは「ニュースになるような3人の命の連携プレーでしたね~」と言われ、少し誇らしいような照れるような
今でもワンちゃんは元気にしています。
まるであの日の出来事を忘れたかのように・・・。
posted by ベジバード at 18:48|
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