2012年10月31日

アフリカのゾウとサイの悲劇

私はWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)の会員になって20年程になります。
先日、2ヶ月に1回発行の会報が届き、その見出しを見て愕然としました。
「ゾウとサイの密猟が急増」

1989年・・・ワシントン条約によって、象牙の商業的な国際取引が完全に禁止された年です。
この規制は、ゾウの個体数減少に対して一定の歯止めになってきてたはずなのに、2011年世界で押収された象牙の量は、1989年以来最多を記録したそうです。
2012年1月~3月には、カメルーンのブバ・ンジダ国立公園で、高性能の銃器を持った密猟者が300頭以上のアフリカゾウを殺害し牙を奪っていったそうです。
その他のアフリカの国々でも、プロの狙撃者による犯行が多発しているそうです。

南アフリカ共和国では、長年密猟によって殺害されるサイの個体数は低く抑えられていました。
しかし2008年から急増し、今年は500頭を超える勢いです。
たった1カ国での数です・・・。

考えられるのは、アジア地域の経済発展が、象牙やサイの角の需要を拡大していること、それが犯罪組織にとって充分に儲けが出る状況を生んでいる、ということです。

象牙の最終消費国の上位2カ国は、中国とタイです。
サイの角の主要な消費国はベトナムです。
いずれも2008年頃から、経済成長を続けている国々です。

会報でも言っていますが、中国もタイもベトナムも、経済的に豊かになる権利はありますし、それ自体は否定されることではありませんが、生活が豊かになったのであればなおのこと、国際的に決められたルールに従うべきです!
そして希少な野生動物の保護に協力するべきです!

私は、生きとし生けるもの全てが、この地球上において平等に平和に自由に生きる権利があると考えています。
金に目がくらんだ人間たち・・・。
豊かな生活の陰に、あらゆる生き物の犠牲があります。
とても悲しい現実です・・・。


WWFのホームページです。
よかったら覗いてみてください。   
www.wwf.or.jp
posted by ベジバード at 18:41| Comment(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月20日

落葉する樹木

めっきり朝晩が冷える季節になりましたね。
私は今頃から12月までが1年で一番大好きな季節です黒ハート
先週から我が家の周りを、渡り鳥のジョウビタキが「ヒッヒッ」と鳴いています。
街を歩くとキンモクセイの甘い香りがしてきます。
夕暮れもかなり早くなり、夕食の支度を急がせます。

そんな今日この頃なのに、まだツクツクボウシが近所で1匹鳴いています。
ゆっくりと、でもしっかり鳴いています。
このオスは最後の1匹なのかもしれない。このラブソングを聞いてくれるメスはいるのかしら・・・などと考えてしまい、とても切なくなってしまいます。

今からは紅葉も楽しみの一つです。
まだまだ福岡の街中は何の変化もありませんが、北から一歩一歩確実に紅葉前線は南下中です。

我が家のマンションから西側は、市営団地が広がっています。
去年、団地の敷地内の広葉樹が全て切り倒されました!
何日もチェーンソーの音が鳴り響いていました。
耳をふさぎたくなる嫌な音・・・樹の断末魔の叫びのように聞こえますもうやだ〜(悲しい顔)
とても気分が悪い数日間でした。

最近は団地や公園から、広葉樹で落葉性の樹木がなくなりつつあります。
理由は、防犯で見通しをよくするためと、落葉した葉が排水溝に詰まったら排水機能が損なわれ、洪水の原因になるかららしいのですが、本音は秋になって落葉した時の掃除が大変だかららしいです𕾺

四季があってこそ美しい自然。
落葉も風情あるものと考えられないのでしょうか?
いにしえの歌人たちは歌にも詠んだぐらいなのに。
たとえ防犯だろうが、防災だろうがもはや関係ない。
人間のエゴで失われていく命が、かわいそうでたまりません。

人間の出現より、ずーっと先に出現していた数多くの生き物たち。

後から来た私たち人間は、もっと謙虚になれないのでしょうか・・・。
posted by ベジバード at 18:08| Comment(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月09日

外来種

002.JPG

我が家のアイドル、ミシシッピアカミミガメの亀男16歳です。
なんとなくオスっぽい?気がしたので、男の名前を付けたのですが、10年程前から卵を産むようになって、メスだったということがわかりましたあせあせ(飛び散る汗)
でも、長年言い慣れてきた名前なのでそのままです𕾵
只今、体長約30㎝。
16年前は5㎝ぐらいだったのが、確か5~6年でこの大きさになったと記憶しています。

ミシシッピアカミミガメは、アメリカ原産の外来種です。
亀男のように最初は小さくて可愛くて、ついつい衝動買いをしてしまう人も多いと思います。
ところが「あっ」という間に大きく育ちます。
水も「あっ」という間に汚れて、悪臭を放ちます。
水槽もどんどん大きくしなくてはいけなくて、水替えもとても大変です。
そんなこんなで、よく近くの池、湖に放棄されるんですよね・・・。

私は12年程前に、WWF(世界自然保護基金)のバックアップの元、市内の小学校を回って「絶滅の危機にある動物たち」という題で、講演活動をしていました。
世界中で起こっている密猟や環境破壊の現状を伝え、命や自然の大切さを訴えてきました。
内容には「外来種」という項目もあり、ちょうどミシシッピアカミミガメも話題に取り上げて、飼育を放棄して外の世界に放した場合の外来種の脅威を伝えました。
とかく外来種は、食欲旺盛で繁殖率が高く、日本の在来種は生存競争に負けてしまいます。
数年前には外来種のクワガタ、カブトムシを自慢げに飼ってる子もよく見かけました。
そういう子に「絶対に最後まで世話をするんだよ」と言い聞かせてはいましたが、なんせ子供は飽きっぽいし、森に放しやしないかとヒヤヒヤものでした。
日本の生態系が壊されてしまう・・・。
今でも危機感でいっぱいです。

ここ数年、外来種の脅威は、よくマスコミにも取り上げられるようになりました。
奄美大島や沖縄では、アマミノクロウサギやヤンバルクイナなどの貴重な在来種がマングースにやられるからと、マングース1匹あたりいくらかで買い取っています。

確かに貴重な在来種も守りたい!
ですが、講演会でも言っていたのですが、外来種の生き物たちは、自分から好んで日本にやってきたわけではありません。
業者に無理に連れてこられたのです。
日本で野性化して、厄介者にさせられて殺される・・・。
こんな悲しい話があるでしょうか。

まずは私たちに出来ること。
飼われている様々な外来種の生き物は、最後まで責任をもって飼い続けてください。


日本の生態系を守りましょう!
posted by ベジバード at 18:50| Comment(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする